2017洞爺湖マラソン2

どうも身体が重くなってきていると
感じ出したのはこのコースの難所
22kから28kの高度差90mの
アップダウンを終えて湖畔路へ
戻ってきた辺りだ。

先頭集団は4人になっていた。
30kの通過は1時間51分。
残り12kと195m。
k4分で行けば目標の2時間40分が切れる。

目標通り。
表向きは、予定調和がとれている。

・・・が体の中はすでに
火の車状態になっていた。

1k4分で走る為のエネルギーの資金繰りは
底を付き始め、確実に破綻は近づきつつあった。

1k4分が切れなくなったのは
31kから32kだ。4分01秒。
たった1秒だが、この1秒は
強烈な1発をもらってしまった
というぐらいのダメージがある。

先頭を引っ張ている方も
焦りと疲労が色濃く先頭集団の気力は
今までのイケイケドンドンから
明らかに落ちていた。

私も火の車だが
あとの2人からも火の手があがっている。
上がっていないのは斉藤太一さんだけだ。

とどめは、マイペースで後ろから
走ってきたランナーに抜かれた瞬間だった。
33k地点だった。(と思う)

ペースの落ち始めている我々には
そのランナーはまるで違うレースを
しているように見えた。

斉藤さんはこのときを待っていた。
後ろからきたランナーにさっと並び
あっという間に小さくなっていった。

太刀持ちと露払いを務めた3人に
『これから本当の勝負にいってくる』
と背中で告げる、まさに横綱である。

先頭集団からあっという間に
第2集団になった人間の体はおもしろい。
ほぼ同時刻に3人のスイッチが切れた。

辛うじてトップを走っているという
細い細いモチベーションの糸で
繋いでいた気力は切れて
その気力で上げていた膝は上がらず
張っていた背中は丸まる。
振り絞っていたエネルギーは
どこを探しても見当たらず
知らない人が見れば
「さっきまで普通に走ってたやん」
という見る影もない走りだ。

でもどうしようもないのだ。

ここからは地獄のような行程だった。
ラップは4分30,5分、5分30と30秒づつ落ちていく。

前半の貯金をタガが外れ自暴自棄に
なった若かりし頃のように散財する。
散財していると分かっていても止まらない。

マラソンって何だ?

そう突き付けられる瞬間だ。
『何回走ってんねん』
心の中でそう叫ぶも、答えは風の中だ。

何回走っても、また訳が分からなくなる。

いい歳して過去の自分と訣別できず、
若いときのイメージのまま
走ってしまったオッサンの自覚のなさが
この展開を生んでいるのだが、
一方で楽しめたからいいじゃないか
という思いもある。

こんなきれいにスタミナが無くなったのも久しぶりだ。
負け惜しみに聞こえるかもしれないが

清々しくもある。
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ゴールが見えてきた。
一番下の子がゴール手前で
「おとうちゃーーん」と叫んでいる。
こんな父ちゃんでも鷹の爪になれたやろか
と一抹の不安を最後に抱きながら
ゴールラインに倒れこんだ。


# by naisen-k | 2017-05-30 06:21 | 洞爺湖マラソン | Comments(0)

2017洞爺湖マラソン1

大会規模はコースが公認されているとあって
道内では北海道マラソンに次ぐ大きさだ。

活気があって湖岸に華やかな
テント村ができあがっている。

道内の主要ランニングチームも参戦し、
お揃いのユニフォーム・ジャージ姿が格好いい。

ランニング教室のメンバーは
レースに出るときは道南RCというチームで出場し
ユニフォームもあるが、私はまだ購入しておらず、
「なんで、着てないの?」
と皆さんから冷たい視線をうける。
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今日は、出場が叶わなかった
「川内さんの分まで頑張ろう。」
とみんなで話をして、スタート地点へ。

スタート地点は温泉旅館が立ち並ぶメインストリート。

9時30分。号砲と共に一斉にスタートが切られる。
2k地点にあるサンパレス前で子供達と妻の声援を
受けていよいよ湖畔路へ入っていく。

例によって、最初の10kは凄く長く感じる。
『車が規制され迂回路も少ないから応援は少ないよ。』
と情報を聞いていたが、本当に少ない。
雰囲気的には42kの練習会だ。

距離表示が進みだしたのは10k過ぎからだ。
このコースの難所は22kからの3k程度の
登りだと聞いていたが、そこへ行くまでも
小刻みな登り下りが思ったよりある。

走っているうちに初めてのコースであっても
これはボディーブローのように効いてくるはずだ
と予測は立つのだけど
今回は、またあの白バイの魔力に負けた。

ローカルレースだと先導は
主催者側が用意した
自転車やスクータがトップの前につくが、
洞爺湖ぐらい大きくなると、
警察のピカピカの白バイだ。

今年は、先頭集団がスローペースで
2時間40分ぐらいを狙っている
ランナーでもちょっと頑張れば着いて行けた。
このちょっと頑張ればが危ないというのは、
初マラソンでもない限り
誰もが肝に命じている事である。

しかし、白バイに先導されているという優越感は
練習会のような雰囲気のレースの中で
数少ないアドレナリンがたぎるスイッチだった。

いつもそうなのだが
前半のエネルギーのある時は、
自分を過大に評価してしまう。
『今のうちに貯金をつくり後半はk4分で押せばいい。』と…
でも大体は押せばいいと思っていたドアが
防火扉のように重いことに
後になって重大な忘れ物を思い出すように気づかされる。

それにしても、久しぶりにこんな大きな大会で
先頭集団で走れるというのは
自分にとって後で返り討ちにあうペースかも
知れないという不安を抱えながらも
抗う事ができない程
エキサイティングだった。

しかし、その先頭集団のエキサイティングな
狂騒の中で一人冷静な人がいた。

今年まで7連覇している斉藤太一さんだ。
時折、集団から距離を置くのだが、
決して射程圏外へでることはない。

まるで優勝という軌道を回る衛星のように
スイングバイしながら徐々に
集団が絞られるのを待っている。

その前で私は前説のステージにあがった
若手芸人のように冷静さを欠きながら
勝利への歯車を空回りさせていた。

# by naisen-k | 2017-05-29 06:35 | 洞爺湖マラソン | Comments(0)

2017洞爺湖マラソン前夜

普段は家の中で「うるさい」「くさい」「気持ち悪い」
と鬱陶しがられる父さん。
それでもやらなきゃいけない時ってあるじゃないですか
(ご賛同を・・・)

ちょっとうちの父ちゃん、違うなと
ペペロンチーノに入っている鷹の爪のように
ギュッと子供達、もしくは奥さんの心を
鷲づかみにしなければならない時が!
(鷹か鷲かはっきりしろ)

今年はその唯一にして無二の見せ場を
(それも寂しい話だが)
洞爺湖マラソンに選んだ。

洞爺湖は函館から3時間。
レース前日に長男の体育大会が16時まであり
そこから何とか前日に入りできる場所なら
「まあしゃあないなあ」と
妻の許可がおりたのでエントリーした。
(何にしても後回し)

高速を飛ばし、まだ明るいうちに
虻田洞爺湖ICにたどり着いた。
インターを降り、信号を右に曲がると
すぐにトンネルがあり
そのトンネルを抜けると真正面にいきなり
50インチの大画面を至近距離から見るようなレイクビュー。

洞爺湖だ。

『これがいい。運命の人と出会い頭にぶつかる感じが最高だ。』
という人が多い・・・はずだ。(なんだなんだ個人的見解か)

そこから今日泊まる洞爺サンパレスはすぐに見えてきた。
♪行ってみたいなサンパレスである。

子だもたちは、おやじの走る姿よりも水着姿を期待してる。
これをダシに着いてきてもらったといっても過言ではない。

前年の奥尻で寂しい一人チューブ入れを味わっていらい
いかにして家族と共に来るかを考えていた。

その秘策を見つけて以来、
サンパレスのCMが流れるたびに
共に口ずさみ、風呂に入れるたびに
♪ここはお風呂の遊園地~♪と歌ってきかせた。

それゆえに、7時のディナーブッフェで
カーボローディングを行った後
のど元まで上がってきそうな
炭水化物を飲み込みながら
8時半よりプールへ行く使命が私にはある。
(なにやら悲壮だな)

何、今日はバタバタして走れなかったから、
その分の明日の調整練習だ。
10時になり係の人に「もう終わりですよ」
と言われるまでプールで遊んだ。

起床は4時半。
少しホテルの周りを散歩。
ホテルから外へ出ると
北海道らしい冷気が身体を包み気持ちいい。

ホテルの前のエゾ八重桜が
道路のセンターライン近くまで枝を伸ばしてる。
枝先につく桜の花びらより、
枝の揺れを見て風の有無の方が気になったら
完全にランニング中毒だ。

風は・・・ない。次に空を見上げる。
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ピアノの旋律がどこまでものびていきそうな澄みきった空。
そこでまずガッツポーズ。
生粋の雨男もここまでの空をひっくり返す力はない。

5時半。現地へ一度車で向かい
ランニング教室のノボリやシートを置きに行く。
まだ時間も早いのに、
いい場所からどんどん埋まっている。
陣地取りから気合が半端でないのも
ラン中の症状の一つ。
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6時10分。朝食ブッフェ。
開店20分前から並ぶ。1番乗りだ。

この超大型ホテルで1番乗りというのは
なかなか凄いぞと喜んでいたら、
直ぐに、子供と親子の3人連れ。
あと10秒遅かったら負けていた。

「ああ、一番じゃなかったあ」
と小さい子供が悔しがった。
勝者の余裕からかその小さい男の子に
「残念だったね、おじさんが一番だ。」
と声をかける(お前は心が小さい)
「どこから来たの?」と聞くと
「北海道!」と男の子は答えた。
「北海道のどこ?」
「新明!」
最初は範囲が大きすぎて次は小さすぎて、
いまだ所在が掴めず困った顔をしていると
見かねたお母さんが
「苫小牧です。」と苦笑いした。
「苫小牧?すぐ近くだ。」と言うと
男の子は、
「お母さんがお酒飲みたいから近くでも泊まったの!」
といった。
お母さんは、苦笑いをさらにひきつらせながら、
オホッホッホッと漫画みたいに笑った。

男の子は2kの部に出るという。
「お互い頑張ろう」と男の子とエールを交換し
広大なサンパレスのレストランへ消えていた。

# by naisen-k | 2017-05-28 06:20 | 洞爺湖マラソン | Comments(0)

第2鍛錬期~2017函館マラソンコース試走~

函館マラソンまで、2か月を切りました。
函館はちょうど桜が満開で、
どこへいってもすごい人です。
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走り込みも本格化する頃ですので
GWを利用して距離走をする方や、
各地の大会を距離走代わりに
使っている方も多いと思います。

私もそろそろ函館マラソンのコースを
走っておきたくなって、去年同様
5時前に千代台を出発しました。

今年は去年とは違い風も弱く
とても走りやすい感じでした。
風がないだけで、42kのうち5k分くらいは
エネルギーが節約できるような気が
体感的にしています。

外の競技ですので仕方がないところですが
記録に必要な条件は、自らの充実したトレーニングと
風がなく、気温も暑くなりすぎない天気を
引き寄せる運です。

今日は暑くもなく寒くもなく距離走をするには
ちょうどいいくらい。
(練習の時に引き寄せてどうする)

距離走をやるときは、いつもそうですが
最初の5kまでが凄く長く感じます。
体にも心にも余裕があるので、
先行きの長さへの心の憂いがそうさせるのかもしれません。

心躍ることは時間が経つのが早いけれど
義務だとか、受け身なことって
時間の流れ遅いものです。

でも、本番を心躍るものにするためには
義務だろうが、受け身であろうが
乗り越えなくてはいけない試練がこの距離走なのです。
『距離走をやるのは心が重い』
それはあなただけではありません。
練習まで嬉々として走っている人はそういやしません。

8k~10kまでの函館空港へ上っていく坂は
やはり、結構力を使います。
しっかり腕をふって意識的に
踏む足に力を込めました。
そうしないと、ペースに緩みが出てしまうぐらいの坂です。
空港手前で第1折り返し。

ここからはしばらく空港横の平坦な道が続きます。
スタートゴールから一番遠い位置にある、
第2折り返しを回り、街の方に向きなおると
少し心情的に楽になっていきます。
ここからはゴールに近づいていくんだと・・・
(まだ15kですが)

漁火通りは、まだ6時過ぎくらいのはずですが
たくさんのランナーに出会います。
お互いにアイコンタクトですが
本番まで頑張れよと励ましあいます。(20k)
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街の中を通り谷地頭方面へ。
一人なので市役所前の自販機で給水。

第3折り返し(25k)前後の坂も
空港前の坂程の長さはありませんが
アクセントというには
『少々、度が過ぎるやん』というぐらいの傾斜があります。

でも、まだこのあたりはエネルギーも残っているので
元気です。このころに元気がなくなっているようでは
先が思いやられるのが、このコースの難しいところです。

なんといっても真打はやはり、ともえ大橋です。
ここまで、ほとんど風がないと思っていましたが
ともえ大橋にのぼると、(30k)
風が強く吹き付けていました。
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風にあおられ、体の疲労が一気に増していくのが
分かります。
でも「生きてる」って感じがします。

昨日の、大沼駅伝で梅田さんが言った言葉が蘇りました。

「そりゃあさ、雨はやだけどさあ
雨があって、晴れもあって、
風もあって、暑いときもあって
いろいろあって・・・

・・・生きてるって感じだよねえ」

その時はいつもの梅田さんらしく
さらっと言っていたので
簡単に大沼の風に吹き消されていきましたが、
今、この瞬間、ともえ大橋でその言葉が
再び強く真正面からぶち当たってきました。

きついけれど、つらいけれど
手足は鉛のようにおもいけれど
何でこんなことやってんだと
泣きたくなるけど
自らにとって
その苦しさに耐える価値があるなら
立ち向かうべきだ。
晴れの日に最高の気分を味わう為には
風雨に晒されても耐えなければならない時がある。

生きてるってそういう事だ。と思うと
思わず心が高ぶり脳がしびれて目頭が熱くなりました。
それと同時に函館に来て良かったと
石畳に足をとられながら強く感じました。

それでスイッチが入ったのかは分かりませんが
今年は最後までエネルギーが持ちました。

残り2kもJR跨線橋から最速ラップであがり
ゴール後は達成感に打ちひしがれていました。

ふらふらになって出し尽くした姿の時
長谷川さんにもお会いしました。
緑の島の一番きついところでは(35k)
森さんお会いしエールを送りあいました。
皆さんそれぞれに函館マラソンに向けて準備されているようです。

追伸:中途半端だった伊達の記事アップし直しました。


# by naisen-k | 2017-05-04 07:04 | 函館マラソン | Comments(0)

2017大沼湖畔駅伝

湖面を流れていく雲は、背景の青空に
たっぷりの灰色の絵の具でなぐりつけていく。

駒ヶ岳の頂は大沼公園の集まったランナーの思いを
値踏みしているかのように見え隠れしながら趨勢を
見極めている。
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今朝は目覚めの悪い朝だった。
昨日までの天気予報では
新聞もテレビもyahooでも
傘マークが雨男の烙印のようについていた。

確率は80%。大勢は決した。
こぶしを落武者のように畳に押し付けての
就寝であったから目覚めが悪いに決まっている。

さあ、何時から降るんだ
もしかしてもう降ってんのかと、
カーテンを開けた。空が明るい。
もしやと思い、祈るような気持ちで
駆け付けた、ここ大沼公園だった。
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7時30分ランニング教室のメンバーが集まってきた。
今大会からノボリを作っていただいたので、
みんな迷いなく集まってくる。

駅伝ということもあって
いつもと違う緊張感が漂っていたが
お腹に赤ちゃんのいる小澤さんが
陣中見舞いにやってきてくれて
一気に華やぎ、そして穏やかになった。
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もうすっかりアスリートから
母の顔になり、何とも柔らかい表情だ。
そして駒ヶ岳をバックにした立ち姿をみていると
日本の母ここにありというぐらい
力強くも見えた。

開会式が終わるころには空も晴れわたり
暑いくらいになってきた。
選手輸送のバスに乗るまでの時間が
例年のことだが慌ただしく過ぎていく。

「襷の結び目が甘くて、去年は一本の布切れになったんですよ。」
という長谷川さんの指摘に、結び目を作っていた
角田さんの手に緊張が走る。

駅伝は襷が命!
襷がみんなの絆を結び付ける。
そう簡単に瓦解されてなるものかと
角田さんが更に力を込めた。

今年は3チームの出場だった。
チーム編成については、大それた作戦や
選手それぞれ適正を精査したわけではないが
(もしかして適当なのか?)
不思議なのは走順やメンバーが決まったとたん
チームの輪ができることだ。
襷の力ってすごい。

2チーム出場の40歳以上のチームは
互いにライバル意識があるような気すらする。
そして仲間の為に自らの力を使う。
これが駅伝のおもしろさだ。

今年も私はキャンプ場(第1中継所)の役員に回った。
その中継所から見切れるカーブの向こうに
先導のパトカーが現れると一気に緊張感が増す。
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中継所へ飛び込んでくる、みんなの形相が凄い。
「遊びじゃねえんだ!」
という心意気が伝わってくる。
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みんな今か今かと、自分のチームの仲間が
来るのを待つものだから、段々コース上に身を乗り出してくる。
「下がってください。来る走者が見えません。」
何度も押し返すが、選手たちは心が急いて耳に入らない。

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できることなら、もっと手前に迎えに行って
少しでも楽をさせてあげたいのだ。
だから、みんな襷をもらうと猛然と
正面の駒ヶ岳に向かって走っていく。
その背中を走り終えようとする走者は
最後の力を振り絞り
「頼んだぞ!」と背中を押す。
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駅伝っていいなあと思う瞬間だ。
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そして仲間とつないだ襷はゴールへと運ばれ
道南RCは40歳以上の部で見事4位入賞!
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最高の天気と仲間に恵まれた心躍る大会でした。
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# by naisen-k | 2017-05-03 06:36 | 大沼湖畔駅伝 | Comments(0)

2017伊達ハーフマラソン

初めて出場した時の印象というのが
人の心には刷り込まれるのか、
私の伊達のイメージは4回目の今年も
北の湘南です。

人によって刷り込みは当然違うわけで
例えば去年初めて参加した人なんかは
「ほんとに伊達なら、いつもは風、雨に晒されて大変だわ!」
と嘆きます。

そんな時私は「そうですよね。」とあわせつつも
頭の中では表彰式のプレゼンターであるフラガールたちが
踊っているのです。

そして、今年はというと・・・・
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伊達らしい(私の中ではね)レース日和です!
そう、芝生に寝転べる大会です!

走る前から、あちこちで煙があがり
ソーセージのいい匂いが、
アドレナリンの放出を妨げます。

スタート15分前になり
ぞろぞろと体育館裏のスタート場所へ選手が移動し始めました。
ハーフの部を皮切りに、車いすの部、小学生駅伝の部
とどんどんスタートしていきます。

10kの部もスタート。
スタートしてすぐに風もそれほど強くなく。
今日は記録が出るなという感触は
入りの3kぐらいで分かりました。

レースを重ねていくと、
こういう感覚ってランナーの嗅覚のように
身についていきます。

もう一つの嗅覚は、コースの攻略法を
ある程度スタート前につかんでおく嗅覚です。
高低差だとかは、コースマップに出ていることが
多いですが、コースの癖とかポイントは
ライバルたちはなかなか教えてくれないものです。

そこは企業秘密で、それぞれのランナーによって
味つけの違う所なのですが、
そこを「まあまあまあ」とかいいながら
「ちょっとだけよ」という人の
近くへいって摘むのです。

こうして摘まんだ企業秘密の端くれを
自分のレースプランに加えていくのも
ランナーの腕の一つのような気がするのですが
あまりやりすぎてしまうと、
自分の味がわからなくなり

「先代・・・うちの味がどうも分からなくなりました・・・」

と頭を抱え悩める2代目店主のようになってしまうので
気を付けたいところです。

折り返しが17分30秒。
このコースはここから下りに基調になり
(ハーフは残り5k)
しっかり走り込みが出来ている人なら
前の5kのラップより1分近く上がるはずです。
このままいけば16分30であがり
トータルは34分を切れるかどうかという所。

しかし練習していない人にとってみると
ただでさえ足に来てる後半に
俺の(私の)大腿部(太もも前面)を
そんなに叩かないでよ
というくらいの衝撃です。

伊達は平坦などと思ってはいけません。
伊達(春)までの道のりが平坦でなかったように
春の初戦も決してランナーには甘くないコースです。

でも、やっぱり、私にとっては
気持ちのいい春一番の大会でした。

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ランニング教室の皆さんもいい顔されています!
自己ベストを出された方も多かったようです。




# by naisen-k | 2017-04-22 05:50 | 伊達ハーフマラソン | Comments(0)

第1鍛錬期

マラソン練習は3か月ぐらい前から行うというのが
オーソドックスな考え方です。

そうすると、函館マラソンは7月2日ですから、
3か月を切った今の時期というのは、
走り込みの量を増やしている方も
多いのではないでしょうか。

マラソン練習3か月といっても、
昨日から走り始めました。という人が
いきなり距離を増やしてはいけません。

今日の話は普段ある程度トレーニングができていて
土台がある人が対象となります。

距離走やLSDなどの走り込みは通常
週末など時間のある時に行います。
まずは20kですね。それができれば30kという風に
増やしていきます。

五稜郭であれば11周。千代台なら20周。
漁火通りなら啄木公園から恵山方面もいいです。
5k以降は信号なしで走れますし、右岸を走れば
5kまでも信号は気になりません。

函館山も4月13日(木)までは
観光道路開通前なので車がありません。
千代台から往復で20kぐらいです。

距離走のペース設定はレースペース+30秒~40秒
1k4分で走るなら4分30から入り、調子が良ければ
徐々に上げていくビルドアップがいいでしょう。
30kやキングオブトレーニング40k走なら
もっとゆったりしたペースで入ってもいいと思います。

ラスト5kはできる限りレースペースに近づけて終わります。
しかし、この距離走の導入時期というのは
身体も慣れていない為、たいていはレースペースに
近づけるどころの話ではなく、ガス欠を起こします

でも20k行くと決めたら、ペースダウンしても
最後まで行くことをおススメします。

このガス欠した時の頑張りで
次の距離走やレースで同じ距離を行ったとき
ガソリンタンクが大きくなっていることに
気づくはずです。

こうやって距離走の距離を3か月かけて
(実際は調整が入るので2か月と少しぐらい)
少しづつ伸ばしていきます。




# by naisen-k | 2017-04-12 05:39 | 函館マラソン | Comments(0)

函館山ヒルクライム!inスプリング

函館山ヒルクライム!
ヒルクライムという言葉。
カッコいいですよね!
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登りっぱなしという、妥協を許さない荒々しさに
心をグイッと鷲掴みにされます。

箱根駅伝の5区。ツールドフランスのピレネー越えなど
そこに人が惹きつけられるのは、
クライマーの息遣いや、足のこわ張りなどが伝わり
あたかも自らがその山へ挑んでいるかのように
感情移入してしまうからだと思います。

気温が下がり、気圧が変化し
天気は刻一刻と変化する。
そんな自然への厳しさへ挑むことへの
畏敬の念が更にヒルクラムに魅了されていく
一因だと思います。

函館山は市民に愛される、
とても身近な山で、幼稚園児も遠足で登りますが
それでも登り始めると
3合目あたりで函館の街が眼下に広がり
ここが別世界である事を感じさせられます。
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登りを上るといっても
傾斜は一定ではなく、胸突き八丁の急勾配があれば
平坦に近い一息つける、なだらか坂もある。
かと思えば、180度ぐるっと競輪場のように
バンクしながら競り上がるカーブもある。

筋肉は平地では、使う事がない
あらゆる方向から刺激が加わります。

それは、惰眠をむさぼる息子を叩き起こす
母の厳しい愛のムチのように
次から次へと眠っていた筋肉を呼び覚まします。

7合目あたりの北西の斜面の木々が切れた場所では
冷たい突風に身体を引き起こされもどかしい程
前へすすみません。

頂上が近づくにつれてピッチもストライドも落ちていき
次のカーブまでが見えているのに、
なかなか近づいてこない。

そのカーブを曲がっても
また斜め上方の山壁から次々とおかわりの坂が現れる。

クライマーの心を折ろうとする山との勝負です。
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およそ4.3kで300mの高度を駆け上がりました。
15k程で800m登る箱根山とほぼ同じような傾斜です。
3往復すれば箱根駅伝の5区の登りを体験できます。
(下りは入れてませんが)
是非チャレンジしてみてください。
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今回も2往復の方はたくさんいらっしゃいました。
秋は3往復に挑戦ですね!
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真っ白な駒ヶ岳も顔をみせてくれました!

# by naisen-k | 2017-04-09 08:02 | ランニング教室 | Comments(0)

2017ランニング教室START!

いよいよ始まりました。
春爛漫と言う言葉がふさわしい
色とりどりのランニングウェアに身を包み
皆さんが集まってこられました。
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ほとんどが去年まで参加されていたメンバーですが
新しい生徒さんの顔も見られます。

私なんかは、人見知りするタイプなので
新しい生徒さんの気持ちが、よく分かります。

「なんかみんな仲よさそう・・・、
 この雰囲気に入っていけるだろうか。」
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でも、きっと大丈夫ですよ。
私も4年前、初めてコーチとして参加させていただいた時
生徒さんから、温かく迎えられましたから。

ちなみに、そんな新しい生徒さんみたいに
遠くから皆さんを眺めているのは、
新しい生徒さんではなく
函館の赤い彗星ことレッド佐々木さんです。

今日最初の開講式の際
いくつか皆さんからも意見をいただきました。

今までの形に内側から変化を与えて
ほしいと思います。

ただ同じような1年を過ごすのではなく
少しでも良いランニング教室になるように
マンネリ化せず、革新とまではいかないまでも
ああなんか居心地よくなってきたなあ
と思ってもらえるような
ランニング教室をみんなで目指しましょう!

刺激を自らに与えないと人間は成長できません。
新しく入ってこられた生徒さんには
このランニング教室に参加すること自体が刺激です。
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毎年、参加されている生徒さんには
どんどん、自分のスタイルをバージョンアップして
新しいことにも挑戦してほしいと思います。
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今年のランニング教室は何やるかなあ・・・
私も考えたいと思います。

# by naisen-k | 2017-03-19 06:56 | ランニング教室 | Comments(0)

恋人との倦怠期を乗り越える為のランニング教室

函館マラソンのエントリーが終わった方も多いと思います。
エントリーしたら気分も盛り上がり
雪解けも進みそろそろ本格的に走るかという
気持ちになってきます。

ちょっと先取りした話になってきますが
ランナーの体というのは1か月真剣にトレーニングに
打ち込めば、劇的に変わってくることを
体感できます。

しかし、ランニングというのは単純作業ですので
段々とエントリー当初のやる気>やらねば気が
飽きてきて、やる気<やらねば気になってきます。

この時期というのが一番練習をするのがつらい。
身体は重いし、まだ先も長い。
果たしてこのトレーニングの成果がどれほどのもの
なのか、確固たる証拠もない。

・・・となると練習が義務になり
腰が落ちたままのフォームで走ったり
ダラダラとした練習に終始してしまいます。

ランニングという恋人との倦怠期といいますか・・・

こういう時、私はあえて歩幅(ストライド)を縮めて、
ピッチで走ります。チョコチョコチョコチョコ。
谷口浩美さんをイメージして。

ピッチを変えるコツは体の根元から
(体幹である股関節や肩甲骨)
グッ、グッと動かすことを意識します。
力の出始めだけ、頭の中でグッ、グッ、グッ、グッ
と音に出して身体に掛け声をかけてあげるといいですね。

右足グッ、左足グッ、右足グッ、左足グッ
『マーチングマーチ』のように
チッタカタッタター(若い人は知らんかなあ)
リズムをとって、徐々に右足グッ左足グッの感覚を
縮めていけば、ピッチは自然と上がります。

気を付けるのはフォームは腰高を意識したまま
ストライドだけ縮めるという事。
縮めた分ピッチを速める感じです。

もう一つ、倦怠期を脱する方法として
仲間と走るという方法があります!

3月12日(日)9時30より
函館マラソンのスタート、ゴール地点でもある
千代台陸上競技場にて、いよいよ
『2017ランニング教室START!』です。

お待ちしております!
  

# by naisen-k | 2017-03-10 06:16 | ランニング教室 | Comments(0)

2017函館マラソンに向けて情報を発信していきます。


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