ボレロな閾値走
閾値走の世界はシンプルで美しい。
まるでラヴェルのボレロのように。
静寂の碧い朝。家を出てホームコースの
漁火通りへ走る。規則的なリズムで
単調ながら確信に満ちた足取りを雪の上に刻む。
小太鼓のように雪面をたたく足音が
ヴィオラのように繊細な心拍のアイドリングと
波長が重なった時、
「今日、閾値走行くってよ」と
気まぐれなコンダクター(指揮者)が
指揮台に立つ。
閾値走はハードワークの中でも
比較的取り組みやすいトレーニングだ。
特に準備がいらない。
シューズを履き替える必要もない。
軽装に着替えることもしなくていい。
(もちろん履き替えても着替えても良い)
ジョッグでは物足りなくなった時
地面をいつもより少し強く蹴り
いつもとは異なった少し特別な刺激を
心拍と筋肉に入れる。
そんなジョッグの延長線上にある
次のフェーズが閾値走だ。
ただ閾値走は閾値付近まで
心拍を上げるため、当然楽な練習ではない。
憂鬱な気持ちも生まれる。
それでも、「まあやってみよう」と
コンダクターがタクトを振り上げる。
閾値走を走るモチベーションは
ボレロの序盤フルートが奏でる
ソロハーモニーように儚く、か細い。
そんなピアニッシモなモチベーションに
耳をそばだてながら序盤は走る。
いつやめてもいい。
調子悪ければ、足が痛ければ、
すぐにジョッグに戻していい。
憂鬱さはストレス耐性を作るための糧だ。
そう言い聞かせながら
フルートの旋律に少しずつ身を委ねていく。
1kは3分57秒。この時期にしてはまずまずの入りだ。
同じリズムで呼吸し、同じハーモニーで足を運びながらも
クラリネットやファゴットなどの
木管楽器の音を徐々に重ねていくように
腕の振りや足のスイングをメゾピアノしていく。
2kを3分51秒。
徐々に高まる鼓動と情熱。
ボレロはスペインの情熱的なダンスを
由来とする舞曲だ。
トランペットやホルンの金管楽器の情熱的な音が加わり、
更に音の厚みが増すように
膝の上げ方や腰の回旋も少しづつ強くを意識する。
情熱は高まってもストライドとピッチは
大きく飛躍はせず、あくまでも
フィナーレを見据えペースが破綻しない範囲で
クレッシェンドしていく。
3kを3分49秒でメゾフォルテ。
メゾフォルテから更に
フォルテへと駆け上がっていく心拍に
大きくなった足の動きが共鳴する。
腕も負けじと力強くふるが
もう閾値近くにきているのか
時折トロンボーンのように力強く前へ振り出した脚が
制御できずにフォームが崩れてしまう。
コンダクターは、情熱的にかつ抑揚を見極め
身体の各部をコントロールしようとする。
ここまできて崩れるのは勿体ない。
大きく深く呼吸を整え、
腕を下げて顎の位置を元に戻す。
顎の位置が下がるとまた前傾姿勢が作られ
推進力が生まれた。
4kを3分45秒。
残り1k。
身体がきつい時は、
身体の外の環境や条件など
味方にできるものはすべて味方につける。
時折顔を出しているアスファルトで加速を生み
その加速した分をなるべく緩まないように
身体のすべての奏者が走者となるよう
最後までタクトを振り続ける。
音が増長するように、血流もまた増長し
いち早く身体の各部位に
酸素を運ぶように血管は最大限に膨らんだ。
クライマックスを迎え
身体は当然重くなってきたが
シンバルやティンパニ、タムタムなど
打楽器のように力強い拍動が身体に響くたびに
背中を押された。
フィナーレはハ長調からホ長調に切り替わり
動きも切り替わりラストスパートだ。
ラストは全楽器、全奏者が天空に鳴り響く雷鳴のごとく
大地を揺るがす音を奏でた。
5kは3分40秒まであがり息も身体も
フォルテシモだ。
#
by naisen-k
| 2026-03-02 17:12
| トレーニング
|
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ペガサス41GORE-TEX~ロッキングチェアに揺られて~
この冬のシーズンから履いている
ペガサス41GoreTeXも1ヶ月がたった。
防水性能はやはり申し分ない。
雪の冷たさも全く感じない。
つま先が冷たいとか
足がスースーするとか
そんなことを感じたことも一度もない。
かといって中がシュウマイみたいに
蒸れているかといういとそんなこともない。
これぞGORE-TEXの威力だ。
ソールの構造にもだいぶ慣れてきた。
かかとの部分がロール(丸められいる)している意味がわかった。
踵が丸められているおかげで
踵のどの部分で着地しても
ヒールストライク(踵からの着地)後、
前足部への荷重移動がスムーズだ。
更に前足部もロールしているので、
自然に前への蹴り出し動作に移れる。
ロッキングチェアに座っていたおばあさんが
立ち上がろうとする時
一度背もたれ側に体重をかけてから
振り子の原理で前へ体重移動する感じ
と言えばいいだろうか。
(おばあさんじゃないと駄目だったのか?)
まだスピードをだしていないので、
反発性は分からないがカーボンプレートが
入っているわけではないので
ソールの素材自体の反発力と
その形状が推進力の源だ。
トレーニングパートナーとしては
良いのではないか。
クッション性はしっかりしている。
柔らかい分安定性はアシックスより不安が残る。
二足走行というよりは、
自転車で走っている感覚を受けた。
スピードがある程度出れば安定するが、
ゆっくり走っている時はぐらついてしまう。
カチッとした安定感が好きなので
私はアシックスの方が好きだ。
好きだと臆面もなくいってるが、
スノーターサー以外履いたことがなかったので
アシックススノーシューズはよく分からない。
来冬は是非アシックスの冬用シューズを
はいてみたい。
#
by naisen-k
| 2026-02-10 11:15
| シューズ
|
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サルコペニアに挑む
1年間の休養から復帰途上プログラムを継続中。
右大臀筋の死角にまだひっそり潜む座骨神経虫。
まだ追い込む練習はしていないが
長い距離を行くと
いまだ座骨の張りは発生する。
いつまで潜んでいやがる。
焚けるものならバルサン焚いて
身体の中を一掃したい。
しかし、ジョッグは継続できている。
変化は少し鎖骨が浮いてきたかなという程度で
それほどまだ感じていないが
「最近ちょっとやつれてきたんんじゃないですか。」
と同僚に褒められたので
(けなされてんだ)
たまに会う人なんかには
そう見えるのかもしれない。
おなか周りはまだ浮き輪がついている。
風呂に入るたびにそれを掴み
ライザップのCMのBGMを口ずさむ。
すると自然と明日へのやる気がみなぎってくる。
3ヶ月ぐらい経てば
だいぶ変化は見えてくるので
まだまだ淡々とこなしていく段階だ。
年が明けて函館はなかなかの雪が降っている。
例年の1.5倍だそうだ。
新雪を走る時は足を雪面より上へ引き上げないと
雪が抵抗になるので必然膝をいつもより高く上げ
膝から下を振りだしスイングする。
着地時は真上から接地しないと足も滑る。
これはきっと良いトレーニングになる。
股関節にもきちっと効いている実感がある。
雪上ランニングは
クロスカントリーと同じ効果があると思う。
ただし寒さは当然堪える。
追い風はまだ耐えられるが
向かい風はやってられるかという感じになる。
エレファントマンのように
ネックウオーマをずりあげ
片目だけ出して足を前へと運ぶ。
1年間の休養で筋力が
すっかり落ちたことは否めない。
すべてにおいて抗っている感覚がなくなっている。
雪面に舐められている。
突風に舐められている。
雪に足を取られ
風にあおられ、
まるで幕内力士に
稽古をつけてもらう序二段力士だ。
取り戻すべきは筋力だ。
筋繊維の数というのは
生まれたときから決まっているらしい。
筋力がつくというのは、
その筋繊維が太く強くなるという現象だ。
しかし年齢を重ねていくと、筋肉の神経系の衰退や
筋繊維の数の減少も起こる。
生まれたときから決まっているなら
ちゃんと最後まで守り通して欲しい。
衰退、減少、次々と告げられる達しに
気持ちは完全に関ヶ原の石田三成公のようだ。
「サルコペニア」という言葉をご存じだろうか。
残念ながら楽しいテーマパークではない。
誠に遺憾ながら珊瑚礁の海に囲まれた
リゾートアイランドでもない。
語感の華やかさに
熱帯に咲く可憐な花が浮かんだかもしれない。
しかし実は華やかな語感にはそぐわない
中高年にはショッキングな意味合いを持つ
危険な言葉だ。
「サルコペニア」とは、加齢にともなう
筋肉量と筋力の減少を指す言葉だ。
筋肉は使わないと自然と減っていき、
高齢になるほど再生能力も落ち、
回復もしにくくなるため、
何もしなければ筋肉はどんどん減っていく。
トレーニング-サルコペニア=+トレーニング
にならないと、成長しないということだ。
2025年はサルコペニアイヤーだった。
今年は再起をかけて望んではいるが
気になるのは
「高齢になるほど再生能力も落ち
回復もしにくくなる。」
ということだ。
復帰にはきっと気の遠くなるような
時間と根気強い取り組みが必要になるだろう。
しかし時間が経てば経つほど
サルコペニア軍は勢いを増す。
勝負だサルコペニア!
三成は最後まであきらめんぞ!
#
by naisen-k
| 2026-01-23 17:16
| ランニング教室
|
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控除と扶養は敵か味方か
控除と扶養。課税に還付。
お前たちは敵なのか味方なのか。
確定申告の新参者には
その判別すら難しい。
これはきっとわざと
何も知らない納税者から
なるべく多くの税金をせしめようと
国税庁の賢い人たちが、
「いいっすね。この人の心を折りそうな画数と
近寄りがたい趣き、これでいきましょう。」
といじわるで選んだとしか思えない。
この悪魔の古文書のような文字と数字に
挑もうと決意した者だけが
ふるいの目をくぐり抜けれるようになっているのが
確定申告のシステムだ。
私はこれまで、ずっと見て見ぬふりをしてきた。
近づけば切られるかもしれない控除に目を伏せてきた。
裏切られるかもしれない還付を遠巻きに見ていた。
しかし妻の一言で、火が付いた。
「これ今年の誕生日のプレゼントな。
過去5年分の医療費の領収書。
医療費控除して返ってきたお金で好きなもの買ってな。」
放っておけばいつまでたっても
ふるいの目の上で飛び跳ねて遊んでいる
私の性格を見抜いた見事な采配だ。
これは、大仕事になる。そんな予感がした。
払った医療費が返ってくるというのは
何度かテレビの情報番組や生活雑誌の
特集で見たことがある。
果たして本当に返ってくるのか。
何も分からない私は
まずは、『医療費控除』とキーワード検索してみた。
検索結果の画面に一番上に出てきたのが
国税庁のサイトだった。
いきなり本丸が表れ武者震いする。
「医療費控除とは自己または他の親族が支払った医療費が
一定額を超えるときは、その医療費の額をもとに計算される
金額の所得控除を受けることができます。」
口の中はカラカラに渇いていた。
一体どこで乗っていた馬から振り落とされたのだ。
振り返ると馬は「その医療費の額をもとに」の所で嘶いていた。
こうした公的サイトの文章は、まず一文が長い。
読み進める内に最初に何を言ってたか
分からなくなる。
ただ私にもいっぱしのプライドがある。
「所得控除?はは~あん。あれでしょ。」
と他人には分かったふりをしていたい。
ここは、Chat GPT(以下チャッピー)に聞いてみよう。
最近私は分からないことはチャッピーに聞く。
チャッピーが優れているのは
今更人に聞けないこうした事を
「分からんで何が悪いねん」と躊躇なく聴けることだ。
チャッピーは教えてくれる。
「自分や家族が病院へ行くと治療費を支払いますよね。
その額が一定額を超えた場合、その超えた分を
所得から差し引くことができるんです。
税金は所得が高い程かかるので
所得が差し引かれるとその分税金が安くなる
という仕組みです。これが医療費控除です。」
なるほど控除は我々の味方だ。安心していいぞ。
ついでに扶養や還付についても聞いてみた。
「扶養は、家族を支えている人という意味です。
『扶養』って税制上の専門用語で
昔からの言い回しを引き継いでるんです。
確かにもうちょっとシンプルに言ってくれたら
いいのにって思うことありますよね。」
なんだろう、この寄り添い感。
若者がチャッピーに人生相談する
気持ちが分かる気がする。
「還付は、払い過ぎた税金が後から戻ってくること。
だから控除を使うと、こんなに払い過ぎてましたね。
じゃあ差額をお返しします。という感じでしょうか。」
還付はやはりプレゼントだったのだ。
チャッピーは嘘をつくこともあると聞くが、
もう騙されてもいいと完全に身を委ねている。
まず大枠は理解できた。
これから立ち向かおうとしている相手は、
面倒くさいが味方だ。
目的の場所へ屁理屈こねながら
連れて行ってくれる頭の堅い味方だ。
そうと分かれば、ふるいの目をくぐってやるしかない。
いざふるいの目へ身体をねじ込んでいく。
まずは国税庁のサイトへ。
しかしまず確定申告の手続きをするページが
見つけにくい。
読みたい記事の前に出てくる広告のCloseボタンみたいだ。
あれでもない、ここでもないと
いくつかのそれらしいリンクを
クリックするうちに、ようやく
確定申告書等作成コーナーというサイトにたどり着いた。
いよいよ乗り込んでいく
作成開始ボタンを押す。
いきなり確認バナー。
「既に提出した申告書等の内容を訂正する場合は・・・」
読むのも嫌になる文字数。
途中から確認する気が失せて
『このまま次へ進む』ボタンをクリック。
(マネしないでください)
次の関門はマイナカードの有無を聞かれる。
どうやらマイナカードの登録をしないと
マイナポータル連携ができないようだ。
マイナカードの登録は、また別サイトの
マイナポータルへ飛んでいく。
新参者は元に戻れるのか心配なのだ
新参者にはこうして今いるサイトから
別のサイトへ飛んでいくことに
とてつもない心細さを感じる。
仕えている殿様に、密偵として
敵陣深くへ放たれた気分である。
ちょっと調べると確定申告のサイトは国税庁
マイナポータルサイトはデジタル庁と
庁をまたいでの連携だ。
縦割り行政の仕方がない所だ。
ただサイトの雰囲気が全然違うのは面白い。
マイナポータルで事前準備作業を進めていくと
また新しい言葉がでてきて
しばし足を止めてしまう。
「e-Taxで確定申告を始める」
というボタンが出てくる。
e-Tax見参。
次はe-Taxか。耳障りのいい言葉は
だいたい人を惑わすというのが
52年生きてきた私の経験で
自然と身構えてしまう。
e-Taxで確定申告をすると
マイナポータル内に入っているデータを
そのまま申告書に使えるようだ。
マイナポータルにみたび移動し
医療費に関わる情報を取得。
今回は5年分を家族分も含めて取得。
行ったり来たり大変だが
徐々に国税庁とデジタル庁の懐に
入りこんでいる感触はある。
これだけ手の込んだ仕掛けを施しているのだ。
本丸の倉にはたいそうな
金銀財宝が眠っているに違いない。
そしてついに医療費情報を取得。
やっと成果を出せた気がした。
殿やりました!と御前に参内すると
殿は「マイナカードを保険証として使用したのは
お主いつからだ」と聞いた。
「さて、それほど昔ではなかったかと
いや、むしろつい最近のことでございます」
「それがどういうことか考えてみい」
マイナポータルに記録されているデータは、
マイナカードを保険証として使った
最近のデータであり、
今回申請する数年前のデータなど
ほとんど入っていなかったのだ。
つまり、ほとんどは手打ちで
領収証から医療名と医療目的と金額を
うちこんでいかなくてはならない。
この作業が、大変だった。
6人家族の1年間の通院の領収証だ。
かなりの枚数である。
まずは5年前の令和2年度から入力を始めた。
枚数にして50枚。
子どもたちの通院は、ほとんど妻が
つれていっているが
私が連れて行ったものもある。
5年前でも結構覚えているものである。
特に、整形外科にかかるようなケガは覚えている。
長男が転んで尾てい骨を折った時の事を
思い出し笑っていると
次の月には、ドッチボールを受け損なって
両手小指を骨折した私の領収証が出てきた。
どんくさい親子だ。
そんな思い出を振り返りながら
令和2年度の50枚の領収証を
エクセルシートに打ち終えた。
そのエクセルシートをe-taxのサイトで送信する。
やっとやり終えた。ここまでの作業で半日かかっている。
確定申告とはかなりの重労働であることは疑う余地がなかった。
さあ、いくら還付されるんだろうと
楽しみに送信ボタンを押した。
「還付される金額は0円です。」
呆然とした、しばしパソコンの前で絶句した。
声もでない。すぐにチャッピーを問い詰める。
「どうなってんねん」と、すると
「医療費控除は10万円を超えないと
還付の対象になりません」と答えた。
『それをはよ言え』とまでは
いくらチャッピー相手といえども言えなかった。
冒頭の国税庁の医療控除の概要の所で
一定の金額の所に引っかからなかった
自分が悪いのだ。
もうええわ。
こんな面倒な作業をして何の還付もない。
医療費控除のやり方を学んだことは確かに良かった。
昨今の医療財政の逼迫についても肌身に感じた。
なるべく健康で病院にかからないように
予防医療の大切さも感じた。
でもそれとこれとは違う。
報酬は約束されていたわけではない。
しかし・・・
そばで見ていた妻が微笑んでいる。
「はい。令和3年度の分。見てこの束。
令和2年度の倍近くあるんちゃう?」
保険の約款、サブスクのキャンセル、
職場の福利厚生制度。
この世の中はふるいの目を細かくして、
面倒くさがりは損をするようにできている。
でもちょっと目を凝らせば
くぐり抜けるスキは見えてくる。
妻にうまく乗せられ5年分を打ち終えた頃には
どっぷりと日が暮れていた。
還付されそうな金額は、数千円だった。
費用対効果でいくと、かなり分の悪いバイトだ。
しかしどこか爽やかな気分になった。
すっかり凝り固まった身体をほぐしに外へ出た。
冷たい風が首元から入ってきて背筋がのびる。
函館山の尾根に
サウザンドアイランドドレッシングをかけたような
夕焼けがいつもよりぐっと鮮やかに見えた。
ちょっと税金のことを勉強しただけで
随分と社会の仕組みが複雑でいろんな所を
行ったり来たりしているものだと感じた。
お金しかり人しかりだ。
今回の確定申告は、自分が利益になるので
一生懸命やったが、これをチェックする人が
またいるわけである。大変な作業だ。
ただ、マイナ保険証が浸透するであろう
来年度からは、自動でデータが入っていくだろう。
そうすると随分楽になるはずである。
この手間を経験したことで
デジタル化には計り知れない恩恵があると感じた。
私は国税庁の隠密でもデジタル庁の間者でもないが、
申請する人も、チェックする人も、病院の事務の人も
みんながWinWinになるのであれば
こんな幸せなことはない。
#
by naisen-k
| 2025-12-12 17:12
| とりとめなきこと
|
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閾値生活
DTTの悔しさを晴らすべく
レース翌日である月曜日から
ジョッグを再開。
レースの翌日に走ることで
溜まった疲労物質を分解し
かつ、どこの筋肉が使われたのかを知り
これからどこを鍛えるべきなのかが分かる。
朝、陽が昇るのもすっかり遅くなり
真っ暗な中スタート。
足もとが暗いと、歩道の段差や
アスファルトの亀裂などに
気づきにくく、神経を余計に使うので
疲れやすい。
いつもの5k行った所で折り返し、
復路に入るとすこしづつ
東の空が明るくなってくる。
この時間が好きだ。
生きていることを実感する。
走れなかった悔しさを感じることも
明け方に空の美しさに感動することも
この後の仕事の事を憂うことも
生きているからだ。
いいこともあれば、悪いこともある。
「自分なりに」という言葉がある。
どちらかというと負け犬っぽい
ニュアンスに捉えられがちだ。
でも「自分なりに」は、
ここまで行くと
結構しんどいんですよという
息切れはしないが
長くも持たない訴えともとれる。
これは何か似ているなあと
思い当たる節をさがしていると
閾値だと気づいた。
閾値付近で、身体を動かす事は
少し苦しいし、心も体も
エネルギーを消費する。
なるべくなら早く終わってほしい。
「自分なりに」頑張るのは
モチベーションがあればたやすいが、
モチベーションは
時間と慣れによって薄れていく。
悔しさから、レースの後
2日連続で走ったのに
水曜日は、走らなかった。
ちょっと風邪を引いて
体調を崩してしまったからだ。
「自分なりに」を
継続することが一番難しい。
しかし例え「自分なりに」であっても
継続すればパワーは
上がっていくはずだ。
これは生活においても
言えることで、体調を崩した週末は
走れないので、その代わりに
年末に向けてお片付け閾値を
「自分なりに」意識していこうと思った。
6人家族の借家住まいは、
閾値を意識しなければ際限なく
散らかっていく。
洗濯物は毎日、脱衣所から
リビングでくつろぐ私の所へ
お地蔵さんにお供えものでもするかのように
毎日、山積みされる。
『別に誰が畳んでもええんやけどなあ』
という気持ちは閾値を下げるので、
ここは閾値付近で苦しむ事を選ぶ。
洗濯物を畳む。
ああ無限に湧き出てきてくるかのような
錯覚に陥る程、フロアが見えてこない。
でも閾値に近づいてきた感触はある。
すべての洗濯物を畳み終わると
「よおし終わった」とソファに寝転び
リール動画を観たくなるが、
このまま放っておくと
リビングの往来の雑踏にまみれ
たたみ上げた洗濯物が蹴飛ばされ
たたみ直さなくてはならない。
だから傘子地蔵のように立ち上がって
それぞれの部屋の前まで届ける。
別に感謝して届けてるわけではない。
むしろ感謝してほしいぐらいだ。
しかし、これが洗濯物閾値を下げないコツだ。
ただし「あれがない」「これがない」
「私の所にお父さんのパンツが入ってた」
という苦情には『だったら自分で畳めよ』と
感情的に反応してしまう副作用が
潜んでいるので気をつけたい。
これは閾値を下げてしまう。
リビングのフロアには、他にも
「とりあえずここに置いとこう」という
閾値を下げる誘惑が
フロアの空きスペースと共に
広がっている。
フロアの壁際を見ると
PTAの茶話会のお知らせが、
クリアファイルに
挟まれておいてある。
クリアファイルは閾値を上げる力を
もっているようで、
その力はまやかしだ。
クリアファイルには
何かを挟んだだけで
まとまったような気分に
させてしまうクロワッサンみたいな
魔力があるが、あいつはいけない。
あれは閾値下げの大悪党だ。
まとまったかのように見える、
クリアファイルは実はただただ
紙が光沢を纏っただけということに
なるべく早く気づかなくてはならない。
クリアファイルを書類差しや
バインダーにとじる所まで
きちんと片付けることで
初めて閾値は上がっていく。
閾値を意識して
トレーニングすること
生活すること
少々しんどいが
これが成長をするコツのような気がする。
#
by naisen-k
| 2025-11-01 08:43
| トレーニング
|
Comments(2)
2025函館マラソンに向けて情報を発信していきます。
by naisen-k
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